平成29年度新潟大学脳研究所国際共同研究の一環で、6月26日〜28日までNorthwestern大学脳神経外科橋詰倫太郎先生に脳研究所に訪問して頂きました。
橋詰先生は脳幹グリオーマ(diffuse pontine glioma)におけるヒストンの遺伝子変異が見付かった後、いち早くGSKJ4というヒストンのメチル化を促す治療薬の有効性を証明した先生であります。
6月27日に開催されました新潟脳神経研究会で”Epigenetic targeted treatment of pediatric brain tumors”という題名で、エピジェネティックスをターゲットした脳幹グリオーマを初めとした小児脳腫瘍の新規治療開発について講演頂きました。
Northwestern大学では小さいラボを運営され、共同研究を通して世界中の研究者と交流することで、
Nature Medicineなど著名な雑誌に掲載されるような大きな研究をされております。
橋詰先生から、脳腫瘍の研究を展開する上で種々のアドバイスを受け、共同研究を開始することも約束して頂きました。大変有意義な3日間でありました。
(文責:棗田 学)