2015年9月9日、演者に京都大学 脳神経外科 准教授 髙木康志先生をお迎えし、「現場から学ぶ脳外科最前線」が開催されました。「脳動静脈奇形に対する外科治療の変遷と脳卒中に対する新規リハビリテーション」と題された幅広く専門的なテーマでしたが、とても解り易くかつ興味深い内容に会場全体が惹き込まれ、瞬く間の1時間でありました。脳動静脈奇形の基本的背景から、3D合成画像も活用した手術アプローチ、データに基づいた適応決定などについてもご講演くださり、大変勉強になりました。また、今話題のロボットスーツ「HAL」を用いたリハビリテーションの有効性に関して、実際のリハビリを通じて改善した患者さんの動画を元にご説明いただき、その効果・将来性に大きな希望を抱いた方も多くいたことと思われました。質疑応答も活発でしたが、時間の関係上止む無く終了とし、盛況のうちに閉会となりました。その後、古町にて懇親会が開かれました。宴席では脳外科の内容に止まらず、京都と新潟のラーメンの違い、京都とはどの範囲を指すのか、舞妓・芸子はどのように育てられるのか等々皆様の話は尽きず、これもまたあっと言う間の時間でございました。新潟の新鮮な海の幸に加え、種々の地酒も御賞味いただき、髙木先生にもお楽しみいただけたことと存じます。
以上、乱文にて大変恐縮ではございますが、「現場から学ぶ脳外科最前線」のご報告と致します。ありがとうございました。
佐藤 圭輔