第83回 新潟脳卒中研究会開催報告
2026年7月18日(土)、ANAクラウンプラザホテル新潟において、第83回新潟脳卒中研究会が開催されました。関連病院からの発表を中心に、全13題の一般演題があり、脳動脈瘤に対する治療から動静脈瘻に対する直達手術まで、幅広いテーマについて発表が行われ、活発な討議が交わされました。今回の研究会では、近年普及が進んでいる新たな血管内治療デバイスであるWEB(Woven EndoBridge)を用いた治療報告が増えており、脳動脈瘤治療における新たな選択肢として、その活用が広がっていることが印象的でした。

また、専攻医の先生方をはじめ専門医取得直後の若手の先生による発表もあり、関連病院での日々の研修を通じて、着実に経験を積み成長されている姿を感じることができました。今後を担う若手の先生方のさらなる活躍に、大いに期待が膨らむ研究会となりました。


今年の特別講演には、岩手医科大学脳神経外科学講座教授の赤松洋祐先生をお招きし、「岩手医科大学における脳血管障害に対する外科治療および血管内治療」と題してご講演いただきました。複雑な脳血管障害に対するバイパス手術や血管内治療をはじめ、豊富な治療経験に基づく貴重なお話を多数ご紹介いただきました。特に直達手術に関する内容は、手術手技や治療戦略を考える上で多くの示唆に富み、我々の日々の診療に大いに役立つ、大変有意義なご講演であったと思います。

本年も多くの演題をご応募いただくとともに、当日も多数の先生方にご参加いただき、大変盛況な研究会となりました。我々の教室は、新潟県内のみならず近隣県を含む広い地域の脳卒中診療を担う立場にあり、その責務はますます大きくなっています。今後も本研究会のような機会を通じて、各施設で培われた診療経験や知見を共有し、地域全体の脳卒中診療のさらなる向上に努めてまいりたいと考えております。また、次世代を担う若手医師の育成も我々の重要な使命の一つです。関連病院の先生方におかれましては、今後とも診療ならびに若手医師の教育に、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。